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創業よもやま話(第1話)

1983年、カラーコピーサービス専門店として創業

10月4日は弊社の創立記念日である。

創業は1983年、今から36年前のことである。

 

では、36年前とはどんな時代だっただろうか。

 

よい機会なので、ちょっと創業当時(1983年)から今日までを振り返ってみたいと思う。

当然、全てを一度で書くことは量的に無理があるので、連載の形をとろうと思う。

今回が第1回目、よろしければお付き合いください。

 

 

世はアナログ時代

まず、現在と大きく違うことは、世の中がアナログだったということだ。

 

パソコンはもちろんなく(あくまで民生用としての)、ワープロすら使っている人をほとんど見なかった。

画期的な卓上タイプである、キャノン製の『キヤノワードミニ』もまだ世に出ていなかったと記憶する。

 (このキヤノワードミニ』を私は購入しました。29万8千円でした。もちろんローンです。よく買ったと思います)

 

写真はフィルム式で、さすがにカラー(総天然色などと言ったものだが)だったが、コピーは白黒が普通、

カラーコピーの存在を知っている人はめずらしかったのではないか。

というのも、当時カラーコピー機が全国で200台ほどしかなかった(らしい)のだから当然かも知れない

(ここで200台といったのは、キヤノン製のコピー機のことで、他にもあったのだろうが

台数はもっと少なかったはずだ。大阪では梅田に1件、カラーコピーサービスをしているところがあった)。

 

我が社はその希少(?)なカラーコピー機で商売を始めた、カラーコピーサービス専門会社だったのである。

このカラーコピー機は1台が1,000万円近くした。

 

このキャノン製のカラーコピー機、拡大・縮小の機能はなく、もっぱら原寸コピーだった。

コピー料金はA4・B4・A3がそれぞれ、300円、400円、500円(まだ消費税もない頃)。

この価格は、コンビニ等にカラーコピー機が設置され、価格破壊(?)がおこるまで相当長く維持された。

 

世の中がゆったりとしていた時代というか、現在とのテンポの差を感じてしまうのだが、皆さんはいかがだろうか?

 

先程「原寸コピー」と書いたが、実は拡大・縮小ができるカラーコピー機も存在しており、弊社にも1台あった。

ただ、この機械はコピー機というより、むしろ撮影機というか、大きなカメラとでも言った方が近いような

マシーンだったのである。

 

・・・と書いているうちに字数も増えてきたので、今回はこれまでとしよう。

 

次回は拡大・縮小ができたチバガイギー社のカラーコピー機の紹介をしますので、どうぞお楽しみに。


創業よもやま話(第2話)

 

 

 

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